アッソルートの歴史
アッソルート社は、創業者のアッソルート氏自らがレーサー上がりという経歴を持つ、正に生粋のスポーツカーメーカーだ。
 そもそも彼のレースに賭ける情熱は人並みはずれたものがある。弱冠21歳でデビューを果たし、レーサーとして活躍を見せた後は自らチームを結成する。それからさらに、自分の会社を設立し、マシンの開発にまで取り組んだ。
市販車を作るのはレース活動の資金作りのためだと噂されたほどである。
 だが、実際にレースでは莫大な費用が掛かる。そういった事もあって一時は資金難からリザードに身売りする話もあった。しかし条件面で折り合わず、『会社は売ってもレースに賭ける魂まで売るわけにはいかない』と豪語したのは有名な話である。